節分の風物詩あれこれ

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ナニワが発祥の「恵方巻(えほうまき)」

節分グルメの主役としてすっかり定着した恵方巻は、別名「丸かぶり寿司」、「幸運巻」、「開運巻き寿司」とも呼ばれて親しまれています。

 

発祥については諸説ありますが、大阪船場の花魁遊びが起源という説、江戸時代に大阪の商人が商売繁盛と厄祓いの意味を込めて始めたという説があります。
近代になって一度はすたれた習慣でしたが、大阪の関係業界が販売促進のために宣伝を行い、日本全国に恵方巻文化を発信。
2006(平成18)年には恵方巻の認知度は92.5%までになりました。

 

恵方巻は節分の夜にその年の歳神様がいる方角(恵方)に向かい、願い事を心に念じながら無言で食べるのが作法だとか。

 

巻き寿司をきらずに1本丸ごと食べるのは「縁を切らない」という意味がこめられており、「福を巻き込む」という縁起のよさにかけて、七福神に見立てた7種類の具を入れるといいと言われています。

 

 

 

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節分の魔除けに飾る「柊鰯(ひいらぎいわし)」

「柊鰯」とは、ヒイラギの小枝と焼いたイワシの頭を節分の夕方に門口に飾る風習のことで、西日本では「やいかがし」と呼ばれています。

 

 

昔からトゲのあるものやにおいの強いものは厄除けの効果があるとされ、邪鬼の目を刺すヒイラギの葉やイワシの臭いは鬼の苦手とするものです。この2つを家の戸口に飾っておくと、鬼が嫌がって入って来ないと信じられていました。

 

柊鰯の風習は江戸時代に広く普及したようですが、その原型は平安時代にまで遡ります。当時は正月の門口の注連縄にヒイラギの枝とボラの頭を刺していたことが『土佐日記』に記されています。

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